エレオこんにちは。英会話キッズの「エレオ」です。
おうち英語を始めようと思ったとき、最初にぶつかるのが絵本選びの壁ですよね。おうち英語に関する絵本の中でも、どのおすすめを選べばいいのか、0歳から始めるべきか、それとも小学生からでも間に合うのか、迷ってしまうことはありませんか。
また、親御さん自身の発音に自信がなく、読み聞かせやその効果について不安を感じることもあるでしょう。さらに、コストを抑えるために無料のサイトや中古をどう活用すればいいか知りたいという声もよく耳にします。



そんな悩みを持つ皆さんのために、今回はボクがリサーチした情報をギュッと凝縮して、今日から使える実践的なノウハウをお届けしますね。
- 年齢や発達段階にぴったりの失敗しない絵本選びの基準
- 親の負担を劇的に減らす音声ペンやアプリの活用術
- 高価な教材を買わずに図書館や中古市場を使い倒す方法
- 英語が苦手なママやパパでも楽しく続けられる読み聞かせのコツ
おうち英語で絵本を選ぶ年齢別ガイド


おうち英語において、絵本は単なる教材ではなく、英語環境を作るための最も重要なアイテムです。しかし、子供の年齢や興味に合わない本を選んでしまうと、せっかくのやる気が削がれてしまうこともあります。ここでは、発達段階に合わせた最適な一冊に出会うためのロードマップを紹介します。
0歳1歳3歳や小学生におすすめの絵本
子供の成長は早く、それぞれの時期で脳が吸収できる情報や興味の対象が全く異なります。年齢に合った絵本を選ぶことは、おうち英語成功の第一歩ですよ。
まず、0歳から2歳の導入期は、意味を理解することよりも「英語特有の音やリズム」を脳にインプットすることが目的です。この時期の赤ちゃんにおすすめなのは、破れにくいボードブックや、色がはっきりした絵本です。『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』のように、単純なフレーズが繰り返される本は鉄板ですね。マザーグースのような韻を踏んだリズムは、英語の周波数を耳に馴染ませるのに最適です。
次に、2歳から4歳の定着期になると、言葉への興味が爆発します。ただ聞くだけでなく、自分で参加できる「インタラクティブな絵本」が効果的です。例えば『Where is Baby’s Belly Button?』のようなめくり仕掛け絵本や、『From Head to Toe』のように体を動かしながら読める本は、言葉の意味を感覚的に掴むのに役立ちます。
そして、4歳から6歳の発展期には、少しずつストーリー性のある物語を楽しめるようになります。『God Gave Us You』のような、愛情を感じられる物語は親子の絆を深めるのにもぴったりです。また、この時期は文字への興味も出てくるので、自力読みへの架け橋となる本を選んであげたいですね。
最後に、小学生からのスタートについてです。「もう遅いかな?」と心配する必要はありません。ただし、小学生は日本語での理解力が高い分、幼稚な内容を嫌がることがあります。そこでおすすめなのが、宇宙や恐竜など興味のある分野の「英語図鑑」や、探偵ものなどのストーリー展開が早い「チャプターブック」です。『Magic Tree House』などは、夢中になって読めるシリーズとして世界中で人気がありますよ。
初心者におすすめの定番シリーズ


「多読」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、気に入ったシリーズを読み進めることは、英語力を伸ばす一番の近道です。ここでは、世界中のキッズに愛されている定番シリーズを紹介します。
まず外せないのが、イギリスの小学校でも教科書として使われている『Oxford Reading Tree (ORT)』です。このシリーズのすごいところは、すべての話に必ず「オチ」があること。教科書でありながら面白いから、子供が次を読みたがるんです。また、絵を見るだけでストーリーが分かるように作られているので、単語がわからなくても推測する力が自然と身につきます。
次に、キャラクター好きの子におすすめなのが『I Can Read!』シリーズです。「がまくんとかえるくん」や「ビスケット」など、有名なキャラクターがたくさん登場します。自分の「推しキャラ」が見つかれば、子供は勝手に本を開くようになりますよ。
そして、リズムで覚えるなら『Creative Teaching Press (CTP)』も優秀です。付属のCDに入っている「チャンツ」のリズムに合わせて、歌うように文章を覚えてしまえるのが特徴です。理科や社会の概念も学べるので、知育的な側面でも優れています。
最後に、自信をつけさせたいなら『Scholastic Sight Word Readers』がおすすめです。これは超薄型の絵本で、英語の頻出単語(サイトワード)を集中的に覚えるために作られています。「一冊読み切った!」という達成感を味わいやすいので、おうち英語の初期にはもってこいですね。
失敗しない人気ランキング
ランキング形式で紹介される絵本はたくさんありますが、単に売れているものを選ぶのではなく、「なぜ人気なのか」という理由を知って選ぶことが失敗しないコツです。
常にランキング上位に君臨する『The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)』は、やはり最強の一冊と言えるでしょう。曜日、数、食べ物、そして成長という概念がすべて詰まっています。日本語版を知っている子も多いので、英語への抵抗感をなくす「入り口」として機能します。穴あきの仕掛けに指を入れることで、指先の運動にもなるという計算され尽くした絵本です。
また、歌とセットで楽しめる『Row, Row, Row Your Boat』のような童謡絵本も、ランキング常連です。「読み聞かせが苦手なら、歌えばいい」という気軽さが、親御さんの支持を集めています。



人気のある絵本には、必ず「子供が夢中になる仕掛け」や「親が扱いやすい工夫」があるものなんですね。
英語絵本で育つ英語脳と知育効果


「英語の絵本を読むだけで、本当に効果があるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。でも、実は絵本こそが「英語脳」を作る最強のツールなんです。
言語学の理論でも、理解可能なインプットを大量に浴びることが言語習得の鍵だと言われています。映像だと受動的に聞き流してしまいがちですが、絵本は自分のペースで絵と文字を見比べることができます。これにより、日本語に訳さず「絵(イメージ)=英語」として直接理解する回路が育つのです。
さらに、絵本に使われる言葉は、日常会話よりも語彙が豊富で、文法も整っています。これにより、ただのお喋りだけでは身につかない、学習の基礎となる高度な言語能力が養われます。そして何より、親の声で語られる物語は、英語を「勉強」ではなく「大好きなパパやママとの楽しい時間」に変えてくれます。



このポジティブな感情こそが、早期教育での挫折を防ぐ最大の防波堤になるんですよ。
親子の絆を育む読み聞かせのコツ
「私の発音が悪いから、子供に変な癖がついたらどうしよう…」そんな風に悩んでいませんか?断言しますが、親の肉声による読み聞かせに勝るものはありません。
おすすめの方法は、ネイティブの音声を活用する「サンドイッチ法」や「ハイブリッド法」です。例えば、まずCDや音声ペンで正しい音を聞かせ、その後に親が感情を込めて読む。あるいはその逆でも構いません。これなら、質の高いインプットを確保しつつ、親子のコミュニケーションも大切にできます。
大切なのは「教え込もう」としないこと。子供が日本語で話しかけてきても、「No! English only!」なんて言わずに、日本語の読書も大切にしながら進めていきましょう。母国語の豊かな語彙力が、将来的な英語の読解力を支える土台になりますからね。
おうち英語で絵本を賢く活用する戦略


情熱だけでおうち英語を続けるのは大変です。便利なツールや、お財布に優しいリソースを賢く使って、無理なく継続できる環境を整えましょう。



ここでは、ボクがおすすめする具体的な戦略をシェアします。
便利な音声付き絵本とペンの活用法
親の英語力不足を補い、子供が一人でも学習できるようにしてくれるのが「音声ペン」です。最近は色々な種類が出ていますが、自分のスタイルに合ったものを選ぶのがポイントです。
まず、手持ちの絵本を何でも音声化したいなら『カメレオンリーダー (Chameleon Reader)』がおすすめです。専用のシールにCDの音源や親の声を録音して、絵本に貼るだけで使えます。操作が直感的で、プレイリスト機能もあるのでBGMとしてかけ流しもできますよ。
一方、PC操作が得意で、海外の安価な絵本を大量に活用したい「ガチ勢」には『マイヤペン (MaiyaPen)』が人気です。これはデータ対応型で、シールを貼らなくても絵本をタッチするだけで読める優れものですが、データの導入には少しコツがいります。
機械が苦手な方は、出版社が公式に出しているペン(例えばDWEやORTの公式ペン)を選ぶのが一番安心です。これらは動作保証があり、面倒な設定なしですぐに使えます。
アプリやサブスクで安く読む方法


「洋書は高いし、置く場所もない…」そんな悩みは、デジタル絵本のサブスクリプションで解決しましょう。
日本のサービスなら『絵本ナビえいご』が使いやすくておすすめです。ORTやディズニー作品を含む1,000冊以上が読み放題で、アプリ上で発音採点までしてくれます。ゲーム感覚で進められるので、子供も飽きずに続けられます。
コストパフォーマンスを重視するなら『Amazon Kids+』が圧倒的です。プライム会員なら月額ワンコイン以下で、絵本だけでなく英語の動画や知育アプリも使い放題になります。ただし、ゲームに夢中になりすぎないよう、親が見守る必要はありますね。
もっと本格的な読書を目指すなら、アメリカの学校でも使われている電子図書館アプリ『Epic!』が良いでしょう。4万冊以上という圧倒的な蔵書数で、ネイティブの子供たちが実際に読んでいる「本物」に触れられます。
図書館や中古サイトの賢い使い方
おうち英語はお金がかかるイメージがありますが、工夫次第でコストは大幅に抑えられます。その最強の味方が「図書館」です。
実は、多くの図書館には英語絵本コーナーがありますが、高価な仕掛け絵本やCD付きのセット本は、壊れたり紛失したりするのを防ぐために「書庫(閉架)」にしまわれていることが多いんです。ぜひ検索システムを使って、積極的に出庫リクエストを出してみてください。「こんな良い本があったの!?」と驚くような宝物が眠っていることがありますよ。
また、ORTなどのセット教材は、中古市場でも非常に流動性が高いです。メルカリやヤフオクで買って、使い終わったら売るというサイクルを回せば、実質的な出費はかなり抑えられます。品質が気になる場合は、検品がしっかりしている『Kids絵本館』のような専門の古書店を利用するのも賢い手です。
大人も楽しめる絵本とリスニング


おうち英語の意外なメリット、それは「親自身の英語力も上がる」ということです。子供向けの絵本だからといって侮ってはいけません。特に、プロのナレーターやハリウッドスターが朗読しているものは、大人にとっても最高レベルのリスニング教材になります。
例えば、全米映画俳優組合基金が運営する『Storyline Online』というサイトでは、著名な俳優たちが絵本を朗読する動画を無料で見ることができます。彼らの表現力豊かな語り口は、まさに「生きた英語」そのもの。大人が聞いても十分に楽しめますし、発音や抑揚の勉強になります。
また、『Audible』などのオーディオブックを活用して、通勤中や家事の合間に「聴く読書」をするのもおすすめです。絵本の内容を知っていれば、音声だけでも情景が浮かびやすく、無理なく英語耳を鍛えることができます。親が楽しんで英語に触れている姿を見せることは、子供にとっても最高のお手本になりますよ。
継続の鍵はおうち英語絵本の習慣化
ここまで色々な方法を紹介してきましたが、最終的に一番大切なのは「続けること」です。
おうち英語は短距離走ではなく、長い長いマラソンです。気合を入れすぎて、子供に無理やり発音させたり、日本語を禁止したりするのは逆効果。英語嫌いになってしまっては元も子もありません。
歯磨きやお風呂と同じように、毎日の生活の中に自然と「英語の時間」が組み込まれている状態が理想です。動画で見たキャラクターの絵本を読んだり、アプリで遊んだりしながら、親子で「英語って楽しいね」と笑い合える環境を作ってみてください。



おうち英語の絵本を習慣化して、ぜひお子さんと一緒に新しい世界への扉を開いてみてくださいね。
※本記事で紹介したサービスの価格や内容は変更される可能性があります。正確な情報は各公式サイトをご確認ください。また、子供の発達には個人差がありますので、お子様の様子に合わせて無理なく進めてくださいね。








